コロナ2年目の夏3 居場所失った子どもたち - 日本経済新聞

「いつ再開できるのか」。8月上旬、子どもたちの笑い声が消えた部屋の前で、山田和夫はつぶやいた。8年前、東京都豊島区の自宅を開放し、無料で食事や遊び部屋を提供する「要町あさやけ子ども食堂」を開いた。多い日は100人の子どもや保護者が食卓を囲んだが、新型コロナウイルスの影響で昨春中止に追い込まれた。月2回、…